アジア月報 2024-03-25 発刊分
現代Mobis、2023年は売上高60兆ウォンに迫るも利益率は3.9%で停滞、2024年はBEV部品で利益率向上を目指す
現代Mobisの2023年の業績は、売上高が前年比14.2%増の59.3 兆ウォン、営業利益が同13.2%増の2.3兆ウォンで増収増益となった。主要顧客である現代自・起亜の販売増加(730.5万台、同6.7%増)に伴い、現代Mobisの売上も増加。モジュール・部品事業では主要3分野全てで2桁増となり、モジュール製品が25.0兆ウォン(同10.3%増)、電動化部品が12.2兆ウォン(同26.6%増)、コア部品が11.1 兆ウォン(同18.9%増)となった。所在地別で業績をみると、現代自・起亜がBEV販売を促進する欧米で増収増益となった。売上高では韓国が31.9兆ウォン(同19.3%増)、米国が13.2兆ウォン(同7.2%増)、欧州が8.0兆ウォン(同16.0%増)と主要3地域全てで増収となったが、営業利益では韓国が同17.6%の減益となった一方、米国と欧州ではそれぞれ5割程増益した。利益構成比を見ると、2023年は韓国の比率は5割程度で、欧米は4割近くまで拡大している。 ...続き...